事業報告バックナンバー

平成19年度事業報告

東北六県商工会議所女性会連合会総会 秋田大会に出席して(7/13)

山村 洋子
 羽前、羽後と分割されるまでは一国だったこともあってか親しみの持てる秋田への旅でありました。“美の国”と称された秋田県商工会議所女性会連合会のおもてなし一杯の歓迎はあちこちに感じられ、飯岡会長さんのおご挨拶や御祝辞にはこれからの女性としてのリーダーのあり方と考えさせられました。
 表彰の部では米沢商工会議所女性会が「未来に残そう桜並木」の植樹、清掃で栄誉に輝き伊藤会長さんが表彰状を受けられました。
 ご公演では秋田出身の女優浅利香津代さんが「私とふるさと」と題してお話なされ、逆境に置かれても常に努力をして秋田弁の訛りのハンディを見事にプラスに変えていった蔭にはふるさとに半分の糸(絆)を持ち続けて来たのだという事を知りました。
 アトリエオンホールでは、長谷川留美子さんのソプラノの歌姫の声に聞き惚れ、三重奏の美しい調べはホールに響いておりました。
 翌日にはねぶり流し会館で竿燈まつりの実演を見学。その後、歴史的遺産の枝垂桜の緑の眩しい角館武家屋敷の家並みは樺細工の黙々と作る工人の祖先を想像してしまうような静けさの中にありました。
 孫に求めた樺細工の下駄の音を聞くたびに藍色に輝く田沢湖とともにこの研修の旅のことを思い出すことでしょう。