事業報告バックナンバー

平成19年度事業報告

味噌づくり講習会を体験して

まなび委員会 中島 きみよ
 11月27日、置賜総合文化センターに於いて、参加者18名の会員の方々により、味噌づくりの講習会が行われました。
 講師には会員でもある秋葉隆子先生。秋葉講師とスタッフの方々の解りやすく丁寧なご指導を受け、初めての体験に胸をわくわくさせながら取りかかりました。
 糀をまんべんなくほぐし、塩を加え、まだ温かいすりつぶして頂いた豆を加え、分量の煮汁を頂き、しっかりと混ぜ合わせる。これが大仕事。味噌とはほどとおいただの固まり。会長さんはじめ、会員の方々の手慣れた手早さに感心圧倒されながら、必死でこね合わせる。だんだんと味噌の姿を表してきた。ハンバーグを造る要領で中の空気を抜く。そのうえ残っている空気を取り除くために、味噌樽めがけて、愛の一球を投球する。樽の肌めがけて投球しなければ空気が抜けにくいという事で、あちこちでその作業が始まる。部屋中に響き渡る音に、日本文化である味噌の重さを感じる。味噌玉がなくなったところで上から平らにならし、味噌づくりの工程は終了する。
 後は樽に蓋をし紐で結ぶ。これも簡単なようで難しい。秋葉講師に手ほどきを受けながら出来上がり、一つ一つの工程で感動を受けながら全てが終了。あとは一年間見守り続け待つ。その間、樽の中では乳酸菌や酵母菌などの働きにより、うま味や香りを作り出し手前味噌が完成。愛情をこめ一生懸命作った味噌がどんなにおいしく出来上がるか一年後が待ち遠しい。
 食の安全性が問われる現在、日本の食文化を守るべく、改めて考えさせて頂いた思いです。お疲れの中、親身にご指導下さいました秋葉講師、そしてスタッフの方々に心から御礼申し上げます。又、女性会の皆様と共に有意義な時間を過ごさせていただきました事、心から嬉しく思っております。ありがとうございました。