事業報告バックナンバー

平成21年度事業報告

上杉まつり開幕式と民謡流しに参加して

須田 治子
桜は今年は一週間前に咲き終わり、しかも前日は雨・霰でしたが、空はどこまでも澄んでおりました。若葉の間をそよそよと皮膚に冷たい感触を残して風が通り過ぎていきました。
米沢商工会議所女性会の12名が、午前に奉納舞踊=米沢新調=を、午後1時45分からの民謡流しに20名が参加、米沢新調・花笠音頭を交互に他の団体とともに披露しました。
大門交番前~伝国の杜までの区間を29団体・お囃子連とともに総勢1千百名の踊り手が祭りを盛り上げていました。沿道をうめつくした人々は盛んに声援や拍手をおくったり、カメラをむけておられました。
奉納舞踊に参加した或る会員は、実家のお母様が今か今かの状態を、この日だけは延ばしてと医者にお願いしての踊りでした。
また別の或る会員は、沿道からまっしぐら駆け寄ってくる男の子がおりまして、驚いてよく見ると、あまり会う機会がない自分の孫でしたとのこと。
また或る会員は、親戚が祭りにお泊りになっての観戦でしたので、その接待の合間をぬって参加でした。
私の山形の友人も一家4人で観ておられ、声援をかけてくださいました。この方の娘婿殿が米沢勤務で、後続で踊っておられました。
祭りの最終日は十万人を越したとのニュースで、今まさしく米沢は全国津々浦々に知れ渡ったことでしょう。それもこれも、初日の盛り上がりが少しは役立ったでしょうか。