新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.34)

置賜保健所の山田です。

全国的にも流行が下火となり、

沖縄県を除き20日で緊急事態宣言が解除されることとなりました。

県内でも感染者ゼロの発表が続くとホッとしますね。

管内の入院状況ですが、

この週末~来週の月曜日にかけて続々と退院予定とお聞きしており、

米沢市立はついにゼロ、置賜総合も1桁まで減少する見込みです。

ところで、

高齢者接種の見通しが立ってきたこととモデルナワクチンの承認を受けて、

65歳未満への接種(基礎疾患を持つ人を優先)と、

来週から職域での接種が順次始まる予定です。

それぞれ、各自治体から「接種券」の送付が始まっているところですが、

職域ではモデルナのワクチンを使うため100本単位=1000人規模の集団接種が求められ、

新たな接種場所や人員の確保などが課題となっています。

また、原則、各自治体が主体となる新型コロナの予防接種ではありますが、

企業となると広域調整が必要だったり、

福祉施設・警察・学校・消防などの優先順位をどのように進めるかについては、

保健所が来週以降アンケートとWEB会議を開催し、

自治体の皆さまと情報交換をしていきます。

参考まで、

ワクチンのしくみについての画像(出典:Yahooニュース)を添付しました。

従来のワクチンと異なり、

ウイルスそのものではない遺伝子を油膜に包んで接種します。

卵を使わないことやワクチン容器にラテックスゴムを使っていないなどから、

各種アレルギーがある⇒接種不可とはなっていません

(接種後の待機時間を長めに取りますが)。

ファイザーとモデルナともに遺伝子ワクチンということで仕組みは同じですが、

後者の方は生理食塩水で希釈不要かつ温度管理がしやすいという特徴があり、

集団接種に向いていると思われます。

随時、また情報提供をさせていただきます。