新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.35)

置賜保健所の山田です。

県内で連続患者ゼロの日が続き、さらに大変嬉しいことですが、

本日で置賜総合病院に入院されていた方々も全て退院されました!

毎日定例で本庁から送られてくる病床利用状況では、

今回全く患者が出なかった最上を除き、

山大&各感染症指定医療機関には未だ入院患者が残っていますので、

一気に患者が増大した置賜ですが、

皆さまのご協力のもと、

最初に入院患者ゼロを達成したことになります。

医療機関の皆さまのご協力はもちろんですが、

今回、住民向けのPCRまでご対応くださった南陽市さんの英断には、

心から感謝申し上げます。


ところで、ワクチンに関する副反応について2つほどお伝えします。

まず、接種前後の体調不良で起きやすいのが、


極度の緊張による

①迷走神経反射⇒脳貧血による失神…その前に冷や汗や腹痛・嘔吐などを伴う

②過換気症候群⇒手足のしびれや脱力・こわばりがあります。


①はよくドラマでバタッと倒れる、あのシーンを思い出してください。

このようにワクチン接種会場で人が倒れたりすると、

皆さんビックリされるかも知れませんが、

ほとんどが上記のメカニズムなのであわてなくても大丈夫です。

初めての接種、テレビで深く針を刺されているのを見たりで恐怖心がある、

会場が暑かったり、前日眠れなかったり…などでも起きやすくなります。


接種会場では、

そういった緊張をほぐすためにBGMを流しているところもあるようですが、

アスリートが自ら自分の好きな音楽を聴いてリラックスしているように、

もし緊張しやすい方の場合は、

こういった準備も有効かもしれませんので、

ご参考にしてください。


山形は落ち着いていますが、東京の患者増は心配ですね。

また、随時情報提供させていただきます。