置賜保健所長の山田です。
今回は、先日、ある会議で比較的若手の地域の方々から、
「患者の家に石が投げ込まれて引っ越した」「初発患者が自殺した」
という話が出て、改めてデマ対策をお伝えしなければと思いました。
少なくとも、当管内の事案に関しては、その地域に住む自治体職員から
デマであることを確認していますし、アンテナを立てて見ると、
最上・村山でも全く同じパターンで噂が広がっており、
さらにネットで「コロナ 自殺デマ」で検索すると、
全国に同じようなデマが飛び交っていることがわかります。
よくよく考えてみれば、今時は投げ込むような石が転がっていない(笑)し、
こうやって地域の不安感が増大してしまうと、
自分が感染者になった際の恐怖から「いじめや差別」が
起きやすくなることが心配されます。
また一方で、受診をためらい発見の遅れ⇒クラスターになる危険もあり、
地域でそのような話題が出たら「それはデマ」とご説明ください。
<新型コロナ感染流行情報>
宮城では仙台市を中心に複数のクラスターと市職員まで感染拡大が起きており
予断を許さない状況です。
郡山では一旦落ち着いたかに見えたところですが、別のクラスターが発生。
青森は弘前・八戸とも落ち着かない状況です。
岩手は病院職員(事務系)の感染発表があり、
秋田は私立高校の職員が発病した…
比較的穏やかなのは東北6県で本県のみ!という状況です。
引き続き注意深く、情報を収集する必要性があると思われます。