新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.19)

置賜保健所の山田です。

管内の新型コロナ新規患者発生がやっと落ち着いてきました。

さて、ニュースとして流れましたが、

国内でもいよいよワクチン接種がスタートしました…。

医療関係者には情報が十分流れている一方、

その他の皆さまには伝達が不十分と考え、

現時点での情報をお伝えします。

(下部PDFを参照ください)

昨日始まったのは、

資料上段にある「医療従事者の先行接種分」です。

県内に該当する医療機関はなく、

東北では仙台医療センターなどの、

大規模な国立病院で実施されると聞いております。

そのあとから、医療従事者向け(県内で4万人程度)の接種を開始するため、

ディープフリーザーを管内では基本型施設として、

置賜総合・米沢市立三友堂・吉川記念病院に設置し、

ここから冷蔵で各地の病院(連携型施設)へ配送します。

ディープフリーザーは、

3月になると各自治体に1台ずつさらに追加配置されるため、

連携型で職員の接種を終えた病院が、

基本型となって高齢者や住民接種の拠点となっていく計画です。

また、資料下段にある「サテライト施設」には、

自ら出向いて高齢者施設での接種に、

協力いただく医療機関(診療所)なども想定されています。

早ければ、病院等の医療従事者向けのワクチン接種は、

3月上旬から(消防と保健所職員がここに含まれます)、

高齢者およびその施設従事者へは4月からスタートする見込みです。

副作用として話題となっているアナフィラキシーショックは、

20万人に1人(置賜全体の人口に1人いるかどうか)と少ないようですし、

効果は95%と麻しんワクチンと同等(インフルエンザは4割)とされています。

また、随時情報提供いたしますが、

家族やご自身の接種についてシュミレーションしていただければと思います。




新型コロナワクチン (1)