置賜保健所長の山田です。
このところの急な展開と政府が声を大きくしている割には、
都市部の人々の行動抑制が進んでおらず、
皆様もヤキモキしているのではないでしょうか?
尾身先生がおっしゃっているように、
「流行の拡大している地域での対策強化が肝心」ということは、
今までの患者発生状況からも明らかですし、
実際、山形では都市部からの流入を如何に最小限に、
また万が一入って来ても「ボヤで済ませること」がポイントとなっています。
では、何故、行動の抑制が効きにくくなっているのか…?
私は「先の見えないこと」「リーダーが見通しを伝えないこと」が、
原因となっていると感じています。
以前にもお伝えしていますが、
アウシュビッツ収容所に閉じ込められた精神科医フランクルは、
「先の見えないことが人間にとっての最大のストレスである」
と述べています。
また、こういった時にはデマが飛び交い、
それが嘘だとわかるとバタバタと人が死ぬのだそうです。
せめて、山形県の見通しを私なりに考えたところですが…、
①年末年始の帰省にかかる影響は今週中⇒ここを乗り越えられるか?
②その後は、2月上旬の入試による移動
③春の人の移動が盛んになる前に、医療・福祉・高齢者等へワクチン接種を終了できるか?
まずは、淡々と一歩ずつですね。