情報提供の都合により、11月5日(金)時点での内容となります。
置賜保健所の山田です。
今週もお陰様で新規患者の発生がゼロのままでした。
総選挙やハロウィーンなど、
人の接点が大きくなる機会があったにもかかわらず、
新たな患者発生が起きていないことは大変喜ばしいことであると思います。
また、もう一つ嬉しいお知らせは、
新型コロナウイルスに対抗する「抗体」を直接体内へ投与する、
「抗体カクテル療法」の予防投与が承認される見込みとなったということです。
対象者は、詳細の通知を見てみないと・・・ではありますが、
「患者との同居などでの濃厚接触者であること」
「重症化などの基礎疾患を持ち」かつ、
「ワクチン未接種者または免疫抑制状態にあるもの」という縛りはあるようですが、
発病前に投与(しかもこの場合は皮下注OK)可能という画期的なものです。
これが適応されることにより、具体的には、
同居家族である壮年期の「喫煙」や「肥満」などの、
リスクファクターを抱えているがワクチン未接種の方々へ、
発病前から抗体カクテルの投与を外来で行える、ということです。
さらに、施設内のクラスター発生時に、濃厚接触者であれば、
糖尿病など免疫が低下する基礎疾患を抱えていた場合、
ワクチン接種後であっても、発病前に投与できるようになるかも知れません
(そうなることを期待しています)。
現在、こういった新たな治療体系を組み込みながら、
管内医療機関(患者受入れ病院・外来対応病院と一般診療所・保健所)の連携
について協議を進めているところです。
また、関係機関向けの研修会の企画など、
12月を迎える前に出来るだけ進めていく予定ですので、
宜しくお願いいたします。