置賜保健所の山田です。
昨日、山形新聞には報道されましたが、
11月13日ついに県内入院患者ゼロ!を達成しました。
1年3カ月ぶりとのことです。
全国的にも新規患者数が低く抑えられており、
一気にワクチン接種を加速させた効果が表れているようです。
(イメージは防潮堤を一気に高く建設したような感じ)
一方、世界的には、ワクチン接種を積極的に進めてきた国でも、
再流行でロックダウンに踏み切ったところがありますが、
日本ほどの接種率(特に若年)には至っておらず、
つまり、防波堤の建設途中に高波が来た感じで流行している模様です。
その中でも、韓国は日本と同様の高い接種率を達成したのに、
現在はブレークスルー感染から再流行しているようです
⇒防潮堤に亀裂が入って波がなだれ込んで来たイメージでしょうか?
元気な高齢者が拡げている、という状況のようです。
このような状況を踏まえ、
また抗体価の持続が半年程度で低下することの報告が相次いでいるため、
国は追加接種を6カ月で行うことの検討を始めたようです(本日、厚労省で会議)。
以前から、コロナウイルスが活発となる真冬を迎える前に、
追加接種をしないでも大丈夫なの?と思っていたところなので、
早く決定してもらいたいところですが、
問題はワクチン供給と実施主体の市町村の準備が間に合うか・・・。
また、山形では降雪の前に出来るだけ進められるか・・・でしょうか。
当面は、色々な行動制限が解除になって来たところでもあり、
6月頃に接種した65歳以上の高齢者(特に行動的な方)や、
ワクチン対象ではない11歳以下の子供たちが有症状となった場合には、
ブレークスルー感染を疑い積極的な受診勧奨を宜しくお願いいたします。