情報提供の都合により、11月29日(月) 現在の内容となります。
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置賜保健所の山田です。
先週末から、にわかにオミクロン株のことが話題となっています。
スパイク蛋白の多数の変異などから感染性が急激に高まる懸念が示されていますが、
毒性については不明とのこと・・・です。
以前も話題にしたとおり、
感染性と毒性は反比例(でないとウイルスが生き残れない)するはずなので、
バタバタと死亡例が積みあがるとは考えにくいですが、
病床のひっ迫から必要な方に必要な医療が届かず、
デルタ株が都市で流行したように死亡者が増加する懸念はあります。
また、追加接種のことはどうするのか?と首相が質問されていましたが、
新たな変異株に合致したワクチン開発には最低でも2か月かかるらしいので、
たった今の流行には間に合わない…ですね。
では、従来のワクチンを接種する?このことを判断するのは国の専門家だと思いますが、
変異株であるデルタ株でも従来のワクチン接種済か否かで、
重症度は大きく異なりましたので、まずはブースター効果を狙い出来るだけ早めに、
ハイリスク者への追加ワクチン接種を行う方向になるかと私は予想しています。
恐らく、感染性が強い場合の水際作戦(国外からの流入阻止)の効果は限定的で、
12月中には国内でもオミクロン株の流行が主体となり、
山形では年末年始ぐらいに流行するか・・・。
年末まで残すところ1か月余りですが、どのような変異株が押し寄せても、
結局は「今までやって来たことを皆さまと力を合わせ実行するのみ」、
と考えておりますので引き続き宜しくお願いいたします。