情報提供の都合により、2月3日(木)時点での内容となります。
————-
置賜保健所の山田です。
しばらくメールをお送りできませんでしたが、
当管内でも米沢・高畠を中心に患者が急増し、
本日発表分は何と70名!となりました。
以前お伝えしたような「ロケットを打ち上げたような」患者増を実感しています。
但し、大変幸いなことに、子供たちやその保護者の年代の方々は、
発症後2~3日ぐらい38℃前後の高熱が出ますが、
ほとんどが一般の解熱剤でコントロール可能な状況で、
その後に鼻閉や軽い咳が出るものの、
デルタ以前のような
「途中で急変する」「酸素飽和度が下がらないので経過を見ていたら肺炎だった」
というような慌てるケースはいません。
現在入院していただいているのは、
陽性者の同居家族の高齢者が中心ですが、
いずれも早期発見なので重症化する前に対応されています。
ただ、どうしてこういったことが起きたのだろう?という推測について、
正に渦中にある方々とお話したのですが、
①建物が新しく気密度が高かった
②学校などでは、教室や給食の場などの対策は換気を含めて十分すぎるくらいだったが、
校外学習を含めた「場面が変わる時」の3密対策が足りなかった
③子供の場合は、あまりにも初期の症状が軽いと受診が遅れたり、
医師もまさか・・・と思いPCR検査実施が若干遅れてしまう・・・
ということがあるようです。
では、対策は?という点ですが、自分が万が一感染し、
発熱した場合を想定して、
①家族分を含めた解熱剤3日分を用意する
②小児では経口補液剤・ゼリーなどを備蓄する
③3世代同居なら、高齢者とは食事を別にする
などを徹底ください⇒患者数が増える毎に一喜一憂するかも知れませんが、
この波を乗り越えるポイントは「高齢者を守る」ことですね。
最後に、今年は大変寒い冬でしたが、今日はもう「立春」です。
少しだけ暖かくなったところで、改めて春の風を呼び込むように
換気の徹底&3密対策を宜しくお願いいたします。
コロナの鬼さん、早く出て行ってくださ~い。