置賜保健所の山田です。
3月1日以降、今回も約1か月ぶりのお知らせとなります。
(ああ、いつの間にか、もう新年度!)
前回の投稿時には、1ヶ月も経つと落ち着いているはず・・・という希望的観測をお伝えしていましたが、実際は全国的にもBA2などの影響で、第7波か?という状況のまま人事異動となります。
さて、この3月は怒涛の1カ月でしたが、
①高齢者施設&乳幼児施設でのクラスター続発
②高校生・大学生が卒業後の交流で感染
③家庭内感染で乳幼児~高齢者まで総なめ
などが今までになく目立ちました。
①については、90~100歳の高齢者の場合、発症直後に急変することや検査誘導・健康観察の困難さ、コロナ感染の後半に出現する「食欲不振」へのサポートが大変でした。
また、乳幼児の場合、発症直後に40℃近い高熱となるも1~2日でケロッと治るのですが、親がパニックになって右往左往し、小児科の先生方にはご負担をおかけしました。。。
なお、クラスターに共通するのは比較的新しい施設で、常時換気ではなく定時換気であること、学年をまたいだ集団保育があることでした。
②については、複数のグループと感染可能期間に接しているため、クラスター感染の認定が難しい状況でした。
こちらも多くの若者は軽症なので、健康観察などを大学の協力を得ながら進めました。
③子供から大人へ、またその逆もあるのですが、多くは発症後に離れているため、ほぼ全員が陽性となり、時には基礎疾患のある高齢者が巻き込まれて入院となるケースもありました。
親が先に発症し別居の祖父母に子供を預け・・・ああ・・・という残念なパターンも多々ありました。
せめて、コロナの流行期は食事だけでも高齢者と分けていただきたいのですが、徹底は難しいようです。
明日から新年度となりますが、BA2では下痢・嘔吐など消化器症状が目立ち従来とは異なる症状もあるそうです。
引き続き、宜しくお願いいたします。