情報提供の都合により、4月12日(火)時点の内容となっております。
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置賜保健所の山田です。
新年度から早くも10日以上経過していますが、
乳幼児施設を中心に連日20名以上(本日は現時点で43名)の患者発生が続いています。
そこで、1月中旬から長引いている第6波を振り返ったところ、
4月10日現在で何と34か所ものクラスターを経験していました‼
具体的には、保育園・幼稚園関係:11か所 学校関係:10か所
企業関係:7か所 高齢者関係:5か所 障がい者関係:1か所 です。
全国的には、3回目のワクチン効果で一旦減少に転じた(主に西日本の自治体)
県で再上昇が見られていますが、
これは主にBA1から感染性の高いBA2への置き換わりが原因とされています。
このことにより、本県も同様ですが、
①園児・児童・生徒が増え子育て世代の感染者が増えたものの
②65歳以上の感染者はワクチン3回接種の効果により発生が抑えられている
(広島県の保健所長の解析では7割の抑制効果とのこと)状況です。
その結果、先月中に高齢者施設関係の入院患者が多数退院したあと、
新規入院が大幅に減少し、現在、管内の入院患者数は置賜総合病院の
2名のみ、となっています。
免疫のない(ワクチン接種対象ではない)乳幼児~児童の中に
感染性の高いウイルスが入り込むと、
一気に広がってしまうことは致し方ないことではありますが、
少しでも対策を取れるとしたら、
①暖かくなってきたので、とにもかくにも窓開けで「換気」。
歌を歌うとか、グループワークをするとか、バス利用など
リスクのある学習の場面は3密対策を十分行うこと等に注意する
②家族を含め、周囲の大人でワクチン接種可能な方は
可能な限り早めに3回目の接種を受ける
③同居家族のうち医療・福祉従事者は、
3回のワクチン接種を済ませていても感染する可能性を念頭に、
家庭内での健康観察などを強化する
などにご留意をいただきたいと思っています。
もう少し・・・と思って職員一丸となり頑張っていますが、
恐らく、上記の②について壮年期での接種が進まないと、
なかなか下火にはならないと思います。
関係の皆さまお一人お一人のご協力に感謝申し上げます!