置賜保健所長の山田です。
本日、最上でも新たな患者発生がありましたが、
当管内は今のところ綱渡りの毎日ですけれど…大丈夫です。
さて、昨日の報道で庄内の患者が入院にならなかった?
ということで驚かれた方もいらっしゃると思い、
6月25日に国から通知された「退院基準」についてご紹介します。
第1波の際は、
症状が消失しても延々とPCRが2回陰性とならないと退院できなかったのですが、
その後の世界的な調査で
「感染性があるのは発病2日前から発症後10日間程度」と
判明したため、下記のように通知(①又は②でOK)されました。
① 発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合
② 発症日から10日間経過以前に症状軽快した場合に、
症状軽快後24 時間 経過した後に核酸増幅法又は抗原定量検査の検査を行い、
陰性が確認され、
その検査の検体を採取した 24 時間以後に再度検体採取を行い、
陰性が確認された場合
症状軽快とは、解熱剤を使用せずに解熱し、
かつ、呼吸器症状が改善傾向にあることとするとあり、
味覚障害などは長引くため、
その際に呼吸器症状を伴わなければ10日ほどで退院となります。
⇒PCRは遺伝子検査⇒陽性=感染性があることではないから、
ですが、これにより第1波と比べ入院期間が1週間近く短縮されています。
<新型コロナ感染流行情報>
庄内だけでなく、他の地域でも感染源不明のケースがぽつぽつと診断されており、
いよいよ地域流行を覚悟しなければならない状況になって来ています。
今回報道されていますように軽症の方は、
自分でも気づかないうちに周囲に広げてしまう…、
だからこそ日常から淡々と「正しいマスク装着」と「換気」、
そして「手指の消毒」を徹底していただきたいと思います。