新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.10)

置賜保健所の山田です。

12月10日、15例の患者発表があるとツイッターで報告されました。

内訳は、庄内7・村山4・山形市4という状況です。

庄内は院内感染の事例、村山は飲食店関連、山形市の詳細は不明です。

一方、県医師会からは、12月8日付で県内の医療機関に対し、

診断の遅れを防ぐため、

積極的なPCR検査の実施依頼文書が発出されています。

色々な場面で私から皆様へお伝えしていますが、

医師を含めた一般の方々に伝わっているコロナのイメージ(重症例)と、

実際の事例(8割は軽症)のギャップが、

地域流行につながっているように感じます。

単なる風邪かも?ぐらいの症状であっても、

念のためのPCR検査を積極的に医師へ申し出ください。

また、学校や施設内で普段よりも有熱者が急に増えた場合には、

保健所へ一報をお願いします。

<地域流行情報>

東北6県のうち秋田を除いて、連日の患者発生が報告されています。

コロナウイルスは、庄内の状況のように「気づいたら地域流行??」に

なりかねない…フ~っと忍び寄る感染症…もはや「県外」をキーワードに、

流行地と考えるのは危険だと考えていただきたいです。

年末年始で人の移動や飲み会(家飲みを含む)が多くなる時期ですが、

コロナの感染はモノ‐ヒトからではなく、

ヒト‐ヒトが9割と言われていますので、

12月~1月の期間は接触をできるだけ控え、

3密対策(特に換気の徹底)をお願いいたします。

明けない夜は無い…過去に麻しん(はしか)の集団感染対策を行った時、

職員へ私から伝えた言葉です。

来年の春に皆さんと「よくやったね~」と笑いあえるよう、

今年の残り3週間、気合を入れて頑張ります!