新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.22)

置賜保健所の山田です。

急に暖かくなると花粉症気味の私はつらいです…。

さて、先週末から置賜総合病院で、

今週は米沢市立病院でワクチン接種が始まりましたが、

比較的順調に進んでいます。

管内で3番目に接種対象者の多い三友堂病院分も今月末に届く予定なので、

少しずつですが医療従事者分の接種は流れています。

また次の優先接種である65歳以上の高齢者分ですが、

既に新聞報道されています通り、

数は少ないものの4月5日から順次送付予定と国から通知されたので、

4月26日の週には各自治体に最低でも1箱ずつは必ず届くことになります。


詳細は明日公表予定ですが、

自治体側の接種開始見込みは早いところで4月12日の週から、

遅くとも5月中旬にはスタートの予定となっています。

ところで、ワクチンの副反応ですが、

アナフィラキシーの発症が20万人に1人よりも多い??と思った方はいませんか?

このことは勘違いされやすいのですが、

20万人に1人というのは血圧まで下がるようなショックに至るケースなので、

今報道されている数は、

それを含む軽症の(例えば発疹が出た)ものもカウントされているので、

数が多くなるのです。

また、諸外国よりも今回のワクチンによる副反応は、

「小さな変化でも直ちに把握して公表する」という体制なので、

数が多めに出る可能性があります。

ファイザー以外で現在承認申請中の2つのワクチンが流通するまで、

かなり限定的な配分となりそうですが、

この1年で積み上げた感染対策を徹底しつつ、

地域の流行拡大防止を進めていきたいと思いますので、

今後ともご協力を宜しくお願いいたします。