新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.23)

置賜保健所の山田です。

 

ファイザー社のワクチン配送スケジュールについて、

一昨日国から県へ通知が出されたのでご報告いたします。

 

既に1回目の接種を終わらせた医療機関には3週間後までに同等数を、

また4月12日と19日の週にはそれぞれ10箱ずつ、計20箱。

これで当管内の医療従事者へのワクチンは確保できる見込みとなりました。

但し、4月12日の週に高齢者の接種開始となる南陽・長井地域では

開業医の先生方への接種が終わらないうちに高齢者分がスタートする

(全県内ほぼ同様の状況)となりますことをご了承ください。

 

ところで、3月21日に都市部の緊急事態宣言が解除となることが

正式に決定されましたが、隣県の宮城県では100人越えのアウトブレーク

(ほとんどが仙台市内での感染拡大由来と思われます…。)となり

山形を含む全国自治体に応援要員の保健師派遣要請が一昨日届きました。

それだけでなく、仙台市と隣接する山形市は昨日8名の患者発表があり、

お聞きしたところによると感染源不明が相次いでいるとのことです。

 

つまり、決して対岸の火事ではないことが県内でも起きていますので、

人の往来が大きくなるこれからが大変心配です。。。

(最悪、年末年始や昨年の春以上の事態になることを覚悟しています)

 

改めて対策マニュアルの見直しと、体調不良時に休みを取ることの呼びかけや

早期受診を職員間で確認いただきたいと思います。

 

最後になりますが、現在置賜総合病院に入院中の方は基礎疾患があったため

入院が長引いていますが順調に回復していますのでご安心ください。

 

患者が相次いでも死亡例を出さないことを目標に頑張って参りますので、

職場・家庭内でのお声がけを宜しくお願いいたします。