新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガVol.26)

置賜保健所の山田です。

本日も23名(うち3名は当管内)と多数の報告が続いています。

 

一旦は落ち着いたと思ったのもつかの間、管内で高齢者の陽性患者が

相次いでおり、症状の悪化&入院の長期化が心配されます。


幸いなことに福祉サービスの利用者は少数で

(自立して元気だから他の方との接触も増え感染してしまうリスクがある)、

また、施設関係の調査を進めましたが、皆さまマスク装着や換気を含め

対策を取って下さっていたので、

山形市内のようなクラスターに発展する気配は現時点で認めません。

 

ただ、今後も高齢者の患者が増えることにより、医療機関の負荷が

大変大きくなるため、以下の点についてご検討いただければ幸いです。

①自分のご家族を含め、高齢者間の「お茶のみ」交流はワクチン接種終了まで

 出来るだけ減らすよう助言ください(不特定多数が集まる場所も危険です)。

②同居家族が皆一堂に揃って食事をするのは、リスクがあります。

 高齢者同士(見守りでマスクしながらかかわるのはOK)に分け、

 家庭内での会食の場面でも若年者からの感染防止にご留意ください。

③県内の流行は、もはや「他県からの持ち込み」ではなく、身近な

 人からの感染=地域流行となっています。若者同士の交流で感染し、

 家庭内に持ち込むと自分の大切な家族が巻き込まれる可能性があることを

 学校で注意喚起くださいますよう、ご協力を宜しくお願いいたします。

⇒特に、通学の列車内やバス内、通学時での大声での会話

(マスク防御は100%ではありません)などを慎むようご指導ください。

⇒部活の更衣室など「場面が変わるところ」の換気・感染対策を徹底ください。

 

3月からの感染状況を見ていると、本当に「フ~っと」家族内へ

ウイルスが持ち込まれていることの恐ろしさを感じています。

「大切な人を守るため」という危機感を共有していただければ幸いです。