情報提供の都合により、6月4日(金) 時点の情報となります。
ご了承ください。
置賜保健所の山田です。
先月末は今まで経験したことの無いようなコロナの大嵐に見舞われ、
さすがに先週は皆さまへお知らせ出来ず大変申し訳ありません。
報道などでお知らせしておりますが、
5月中旬の南陽市飲食店関連利用により、
22日には24人と1日の最大陽性者数を更新しました。
⇒人口比で換算すると県全体で120人に相当します。
また、翌週にかけて60人超の自宅療養者(コロナ陽性者)を、
支援しなければならないという事態に陥りましたが、
南陽市さんが速やかな自粛要請や県との共同宣言などの対策を進めてくださった結果、
現在は減少傾向にあります。
恐らく、今回の感染拡大の要因の一つとして考えられるのは、
変異株の影響なのですが、
実際、今までと異なり30~40代の若い年代で入院治療を要する方が目立ち、
また、高齢者では下痢や食欲不振が主体で呼吸器症状が目立たない
⇒周辺も気づくのが遅れる、という特徴がありました。
ところで、昨日はフェーン現象で一気に気温が上がり、
マスク装着(特に不織布)は大人でもかなりきつかったと思います。
昨年厚生労働省から発出された、
マスクと熱中症対策に関するチラシを添付しました。
⇒1人でいる時や外で2M以上の距離が取れる時など、
そして認知症や障がいを持つ方などでマスク装着が難しい場合は、
「距離を保ちと換気を徹底」する等、
さまざまな「工夫」で対策を進めていただきたいと思います。
今回の流行拡大では、
皆さまの身近なところで新型コロナ感染症の影響が及んだのではないかと思います。
自分の身に危険が及びそうになると、
人間は本能的に「それを避けようとする」行動に出ます。
ここで気をつけなければいけないのは、
ウイルスを避けるつもりが、
その人やその家族を避ける=差別につながるということです。
また、マスクをつけられない方へ無意識に強要する(差別する)心が起きていないかを、
今一度立ち止まっていただきたいですね。
今年の初めに、芸工大学長の中山ダイスケ先生が新年のご挨拶として、
山形新聞に出された「柔らかな世界」をご紹介しましたが、
大変な時ほど柔軟な姿勢が求められることを改めて痛感しております。