置賜保健所の山田です。
最上では乳幼児施設のクラスター発生がありましたが、
お陰様で当管内は患者ゼロを更新し続けています。
年齢別のワクチン接種状況から見ても、
こういった乳幼児施設でのクラスターは、
「いつ・どこで起きてもおかしくない」と思われ、
決して対岸の火事ではありません。
特に、免疫機能が確立していない1歳未満児に飛び火した場合や、
保護者の中に妊婦がいた場合など、
地域の医療負荷が大きくなりますので、関係施設の皆さまには、
職員のみならず利用者さまへの、
慎重な健康観察を是非お声がけください。
ところで、上記のことにも関係しますが、
住民接種に関しては既に最終コーナーを回っているという感覚は、
共有されていますでしょうか?
現在実施している新型コロナウイルスワクチン接種は、
令和4年2月28日までの「臨時の予防接種」としての位置づけでであること、
また、国が11月までに希望する国民全ての接種を終了する、
と計画していることから、
自治体によっては対象者の9割を超える接種が終了し、
予約を停止しているところもあるようです。
(医療従事者等や高齢者の追加接種については別枠です。)
今後は、新たに12歳を迎える子への接種を自治体間で協力しながら、
接種することなどが話し合われている段階ですので、
もしまだ希望があるのに接種の予約をされていない若年者が、
周囲にいらっしゃるようでしたら、
早めに最寄りの自治体へご相談するようお声がけを宜しくお願いいたします。
なお、今週話題となりました、
若年男性のワクチン接種後心筋炎・心膜炎の発症割合ですが、
20代男性で100万人に17人だそうです。
⇒今年9月時点の山形県人口が約105万人ですので、
県民が皆、一斉にワクチンを打ったとして(全員が男性だとして)、
17人程度の発生になります。
また、ほとんどが経過観察で改善しているとのことや、
他国の対策を受けて「国が検討を始めた」という段階であり、
当方実施の職域接種ではご説明の上で、
慎重な健康観察をお願いしているところです。
また、随時情報提供をさせていただきますので、
どうか宜しくお願いいたします。