新型コロナ感染症に関する情報提供 (山田置賜保健所長 メルマガvol.3)

置賜保健所長の山田です。

  先日のNHKニュースで、東大の医科研が新型コロナウイルスを使って、
 マスクの形態別の効果を測定したと報道されました。
  飛沫拡散防止では形態別の差はなく7割程度の効果あり。

  吸入防止についてはN95で8割、サージカルが5割、布が2割程度という結果でした。
 お互いがマスクを装着するだけでなく、
 3密対策を徹底することの必要性が証明されたと思います。

⇒学校関係の皆様におかれましては、
 熱中症のリスクが無くなりましたので、
 通学時のマスク装着を徹底するよう宜しくお願いいたします。
 また、吸入リスクのある場面では、サージカルマスク装着を優先ください。


<新型コロナ感染流行情報>
  仙台ならびに郡山の流行は少しだけ下火になって来ましたが、
 弘前のオーバーシュートは決して対岸の火事ではないと思い注目しています。
  報道で得た範囲ですが、今月初めからクラスター発生元の接待を伴う飲食店で、
 体調不良者が発生。

  保健所が本格的に調査を始めたのが、医療従事者の陽性確定の10日からで、
 昨日までの約10日間に関係者101名が、一気に陽性と診断されました。
  
  お店から保健所には数回の電話相談が入っていたとのことですが、
 青森県はコールセンターを開設しており、また、別の日に相談を受けても、
 他の職員が受ければ関連性を疑わない可能性があります。

 「職種の確認を徹底」「複数人の体調不良者」などを聞き取ることが、
 改めて重要だと考えておりますので、ご協力を宜しくお願いします。